札幌国際大学(札幌市清田区清田4条1丁目)の藤垣エミリア先生(芸術論、英語)が3月12日(火)から17日(日)まで、札幌市資料館(中央区大通西13丁目)のギャラリーで個展「絵道ジャポネスクin札幌」を開いています。

 水墨画など和洋折衷の日本画60点を展示し、独特の「絵道ジャポネスク・ワールド」を見せてくれています。

 エミリア先生はポーランド出身。10歳のころから日本文化にあこがれ、故郷のコペルニクス大学(美術専攻)を卒業後、手書きの模様デザイナーとしての勤務を経て1982年(昭和57年)に来日しました。

 1997年から札幌国際大学の先生を勤める傍ら、油絵やパステル画などを描いていましたが、2011年に自宅にアトリエをつくり、独学で水墨画を始めました。

 今回の個展では、竹や鳥を描いた日本画をはじめ、日本画の画材を使った牡丹や白梅、桜の花の絵など、西洋文化の香りがすこし入った独特の日本画の世界が堪能できます。

 「絵道ジャポネスク」は、藤垣エミリア先生の雅号です。

 日本文化や日本の職人に強いあこがれと敬意を持っているそうで、個展会場でも日本の着物を着て、にこやかに来場者と歓談しています。

[広告]