清田区の平岡公園梅林は5月5日(日祝)、白梅が満開、紅梅が5分咲きとなり、一番の見ごろを迎えました。この日、平岡公園梅林には2万人近い人が訪れ、にぎわいました。

 平岡公園の梅林は6.5ヘクタールの敷地に約1200本のウメの木が植栽されており、札幌圏で最大のウメの花見スポットになっています。甘酸っぱい香りのする白梅と華やかな色彩の紅梅の比率は6:4だそうです。

 この日は快晴に恵まれ、最高気温が27度というポカポカ陽気。このため朝から多くの入園者で梅林はにぎわい、一年で一番華やかな雰囲気に包まれました。

 梅の花の下で、お弁当を広げたり談笑したりする家族連れやグループ、カップルの姿が一日中見られました。また、一人でじっくりと梅の花を観賞しながら写真を撮って歩く人もいました。皆さん、思い思いに梅の花を楽しんでいる様子でした。

 平岡公園は火器が使えません。ジンギスカンなどはできませんが、かえって静かな環境で日本情緒豊かな梅の花を楽しめる様子です。

梅ソフトクリームを買い求める行列

 梅林では、4月27日から5月19日まで、「ひらおか梅まつり」を開催中です。臨時売店「ひらおか梅ほんぽ」で販売している梅ソフトクリームが大人気で、長い行列ができていました。

梅林に1本だけある桜。こちらも満開です

 ところで、平岡公園梅林に1本だけ桜の木があるのをご存知ですか。公園管理事務所によると、造園業者が梅と桜を間違えて桜の苗木を1本持ってきてしまったそうです。それを梅林内に植栽したのですが、5月5日に見たところ、この桜の木も梅に交じって元気に満開でした。

 公園管理事務所によると、5月5日の入園者は1万9515人、自動車の駐車台数は5893台で今シーズン最多でした。

 梅の花は、5日から8日ごろが一番の見ごろだそうです。

[広告]