清田区の厚別神社(あしりべつ神社)例大祭が9月12日(木)、前日の宵宮祭に続いて行われました。境内は露店が並び大勢の人が繰り出しました。祭りの華、神輿渡御が行われ、神輿担ぎが、清田のまちなかで初めて行われました。

祭りの華、神輿の宮入(みやいり)=2019年9月12日、厚別神社
神輿渡御は、13時30分に神社を出発。今年は北野地区を巡幸し、16時40分に神社に帰ってきました。

まちなかで神輿を担ぐ=宮田屋珈琲清田本店の横駐車場で
渡御は、神輿を車のついた台に乗せて引く形が基本ですが、途中、ホーマック北野通店とコカ・コーラ、宮田屋珈琲清田本店の各駐車場では、実際に神輿担ぎを行いました。まちなかで神輿担ぎを行ったのは初めてです。

神輿を担いだ皆さん=北野中央公園で
厚別神社の神輿は平成20年(2008年)につくられ、以降毎年、例大祭で神輿渡御を行ってきました。しかし、担ぎ手がいないため、神輿を車のついた台に乗せて引く形でした。

北野地区を巡幸する神輿渡御
2016年の例大祭で、地元の30代のグループが「神輿を担ごう」と、神輿渡御の際に神社から出る「宮出」と、神社に戻る「宮入」の儀式で、初めて神輿を担ぎました。
これがきっかけとなって2017年6月に厚別神社の神輿会「あしりべつ桜友會」が発足しました。

厚別川(あしりべつ川)に架かる高木橋を渡る
しかし、2017年の例大祭は雨のため、神輿渡御が中止に。そして2018年は北海道胆振東部地震のため、祭典の諸行事がすべて中止になり、神輿を担ぐ見せ場はなかなか訪れませんでした。
そして、今年はようやくその晴れ舞台がやってきました。清田区のまちなかでも地域住民に神輿を担ぐ姿を披露できたのです。
神輿渡御を終えて神社に帰る際の儀式「宮入」。神輿渡御が最高潮に盛り上がる瞬間です。「あしりべつ桜友會」と、応援の豊平神社の神輿会の担ぎ手たちが威勢の良い掛け声とともに境内に入ってきました。「ソイヤー、サー」と元気な掛け声が境内に響き渡りました。
お祭りに来た多くの人たちも手拍子で神輿を迎え入れました。
やっぱり、神輿を担ぐことは、お祭りの華ですね。粋でいなせで、すばらしかったです。
例大祭はこの日、子供相撲大会が境内の土俵で行われ、夜には特設ステージで演芸ショーが行われました。
厚別神社のお祭りが終わると、清田区も秋の訪れです。
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