清田区の厚別神社(あしりべつ神社)=平岡2条1丁目=の神輿を担ぐ会「あしりべつ桜友會」(佐藤幹博会長、20人)が6月11日(日)、30代の若手を中心に発足しました。
今年9月12日の同神社例大祭では、威勢の良い掛け声とともに、神輿を担いで渡御する姿が見られそうです。
あしりべつ神社は平成20年に念願の大人神輿ができ、毎年、秋季例大祭で神輿渡御が行われています。しかし、担ぎ手がいなかったために、神輿を車のついた台に乗せ、人の手で曳くスタイルでした。
昨年の例大祭では、清田区の神輿愛好グループが豊平神社の神輿の会「豊神会」とともに厚別神社の「宮出し」「宮入り」のときだけ、神輿を担ぎました。
「ソイヤー、サー」という威勢の良い掛け声、迫力ある神輿担ぎ。お祭りに来た地域の人たちは、「やはり御神輿は担ぐといいもんだね」と感激した面持ちで見ていました。
この時、神輿を担いだ人たちで、正式に神輿の会をつくろうと準備を進めてきました。
設立総会は6月11日(日)、厚別神社社務所で行いました。同神社の祭典をつかさどる神輿委員会の人たちも加わって、「あしりべつ桜友會」の設立を決め、祝いました。
今後、毎週日曜日に神輿担ぎの練習を行い、9月12日の秋季例大祭に臨みます。例大祭では、神社から出る「宮出し」と渡御を終えて神社に戻る「宮入り」のときに神輿を担ぐほか、神輿渡御の途中区間でも神輿を担ぐ予定です。
今年は真栄地区を渡御します。勇壮な神輿担ぎがまち中で見られそうです。
また、7月15日には豊平神社、9月23日には新川神社の神輿渡御にも参加し、他の神社の神輿会との交流も図る予定です。
さらに、厚別神社への奉仕活動なども行い、会員相互の交流と親睦を図る計画です。
6月11日の設立総会に先立って、会員たちは厚別神社境内で神輿担ぎの練習を行いました。また、境内に桜の木を1本、記念植樹しました。
厚別神社は、明治初期にあしりべつ(昔の清田区地域の呼び名)に入植した長岡重治が明治7年(1874年)、開墾地に小祠を造ったのがルーツ。
これがもとになって明治18年(1885年)、合掌造りの社が建立され、地域と共に歩んできました。昭和45年(1970年)に新社殿が完成し、現在に至っています。
毎年9月の秋季例大祭は、大勢の地域の人と子供たちでにぎわいます。今年は、「あしりべつ桜友會」の会員らによる神輿担ぎも加わり、いっそうにぎやかなお祭りになりそうです。楽しみですね。
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