厚別神社(あしりべつ神社)=清田区平岡2条1丁目=の例大祭が9月12日(月)、行われました。今年の神輿渡御は、宮出しと宮入りの際に実際に担ぎ手が神輿を担ぎ、祭りのピークとなりました。

神輿を担いで宮入り。厚別神社例大祭=9月12日

神輿を担いで宮入り。厚別神社例大祭=9月12日

厚別神社の神輿を担いだ皆さん

厚別神社の神輿を担いだ皆さん

 厚別神社例大祭は前日(9月11日)の宵宮祭に続いて、12日が本祭。この日は恒例の神輿渡御が行われ、平岡地区を渡御しました。

平岡のまちを渡御する神輿

平岡のまちを渡御する神輿

元気いっぱい。子供相撲大会

元気いっぱい。子供相撲大会

 渡御は、例年通り神輿を車のついた台に乗せ、多くの人の手で引くスタイルで行いましたが、今年は、神輿が境内を出発する「宮出し」と、神輿が渡御を終え神社の境内に戻ってくる「宮入り」では、担ぎ手が実際に威勢よい掛け声とともに神輿を担ぎました。今年の神輿渡御はこの点が大いに変わり、特に宮入りの際は、境内は大変な盛り上がりになりました。

 やはり、神輿は威勢よく担ぐのがいいですね。今年の宮入りは、迫力満点で大いに見応えがありました。

明るいうちは子供が多い

明るいうちは子供が多い

 厚別神社の神輿を担ぐグループが今年誕生し、豊平神社の神輿の会「豊神会」の皆さんから指導を受けて5月ごろから練習してきたそうです。宮入り、宮出しでは、豊神会の皆さんと一緒になって神輿を担ぎました。

演芸ステージのマジックショー

演芸ステージのマジックショー

 境内の土俵では、恒例の子供相撲大会が行われ、幼児から小学6年生までの男女が土俵に上がり、対戦しました。土俵の周りでは多くの人が見守り、声援を送っていました。

北野地区の子供神輿渡御

北野地区の子供神輿渡御

 夜は特設ステージでマジックや演歌、ジャズ・ポップスなどの演芸ショーが行われ、地域の人たちがお祭りの夜を楽しみました。宵宮祭に続いて、この日も露店が40軒ほど出店、大いににぎわいました。

 また、北野地区では子供神輿が地域を渡御しました。北野地区独自の取り組みで、祭り太鼓とともに子供たちの「ワッショイ」の掛け声が地域にこだましました。

子供神輿を先導する祭り太鼓

子供神輿を先導する祭り太鼓

 厚別神社は、明治初期にこの地に最初に入植した長岡重治が明治7年(1874年)、開墾地に小祠を作ったのがルーツ。これがもとになって明治18年(1885年)、合掌造りの社が建立され、穀物の豊作と村人の安全を祈願する神社となりました。昭和45年(1970年)に新社殿を建て、今日に至っています。

 なお、厚別神社は「あしりべつ神社」と読みます。「あしりべつ」は今の清田区地域の昔の呼び名です。

 あしりべつ神社のお祭りが終わると、清田区はもう秋です。

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