清田区民シニアスクールは今年、新型コロナウイルスの感染防止のため、開催を取りやめることになりました。毎年5月から12月まで三里塚小学校(里塚2条6丁目)の教室で開講する清田区独自のユニークな取り組みですが、残念ながら今年は開講されません。

 シニアスクールは清田区が2006年から始めた高齢者向けのスクールで、5月から12月まで三里塚小学校で毎週水曜日に開講。60歳以上の清田区民を対象に毎年、20名を募集して行ってきました。

 家庭菜園やそば打ち、健康体操といった講座に加えて、三里塚小学校の児童との交流もふんだんに取り入れるユニークなカリキュラムが特徴です。卒業生は、ボランティアなどで地域デビューを果たす人などさまざまです。

 主催は清田区で、運営は里塚・美しが丘地区センター(清田区里塚2条5丁目)が行っています。

 今年は15期生で、4月13日(月)から4月23日(木)まで受講生を募集する予定で、準備が進められていました。

 しかし、札幌市内で新型コロナウイルスの感染者が増え、4月12日には「北海道・札幌市緊急共同宣言」が出て、三里塚小学校が休校になったことなどから、やむなく募集中止の判断に至りました。

 シニアスクールの中止は15年の歴史の中で、初めてのことです。

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