新型コロナウイルスの感染防止のために、3密(密集、密閉、密接)を避ける暮らしが「新しい生活様式」と言われるようになりました。そこで、札幌市内の公園・緑地を探索しながらウオーキングをしてみようと、6月12日(金)、 屯田防風林(札幌市北区屯田1条2丁目~5条12丁目)を歩いてきました。

 屯田防風林は長さ2.2キロもある帯状の緑地です。幅は太い所で50mほどでしょうか。屯田西公園駐車場(北区屯田4条10丁目1-1)に車を停め、すぐ横の屯田防風林に入ります。

 防風林内は高木が連なり、周囲が住宅街であることを忘れるほどです。防風林内は散策路が整備されていて、とても歩きやすいです。

 ポプラの高木が多いようです。樹齢100年以上だそうです。

 途中、きれいなシラカバ並木が続くところもあります。

 防風林には小川や池のような水辺もあり、涼感いっぱいです。カモが数羽、泳いでいました。

 散策路の上に白い綿のようなものが薄く積もって、まるで雪が積もったかのような光景に出くわしました。これはポプラの種でしょうか。

 途中、JR学園都市線の高架下を通ります。

 散策路では、ウオーキングやジョギング、犬の散歩、子供連れの人たちなどとすれ違いました。

 屯田防風林は、明治の開拓期、屯田兵が自然林を残して作った防風林を元に、大正時代に入ってからポプラを植樹して作られたといいます。戦後、さらに再整備が進められ、ヤチダモなどが植えられたそうです。現在の市街地では見られない数多くの植物が自生しているそうです。

 平成16年(2004年)、「美しい日本の歩きたくなるみち500選」(一般社団法人日本ウオーキング協会選定)に選ばれています。札幌市内で選ばれたのは屯田防風林だけです。

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