ハイテクヒル真栄緑地(札幌市清田区真栄363)は、閑静な企業団地「札幌ハイテクヒル真栄」の中にある緑地です。ここが札幌なの?と思えるような緑濃い森の中を、長さ1キロの散策路が続いています。

ハイテクヒル真栄緑地の入り口。案内板と階段が目印

 ハイテクヒル真栄緑地は、道々真駒内御料札幌線(厚別滝野公園通)を清田方面から滝野方面に向かい、真栄の住宅街を過ぎると、まもなく「札幌ハイテクヒル真栄」を示す案内板が見えるので、そこを右折。ハイテクヒル真栄という企業団地の中の道路を少し登って行くと、緑地の出入り口が右側にあります。

 ちょっと分かりづらいですが、緑地の案内板があり、それが入り口の目印です。駐車場がないので、道路わきに車を停めました。

 出入り口から階段を上がって緑地の中に入ると、そこはもう別世界。緑濃い自然観察林の中に散策路が延びています。

 ところどころにあずま屋やベンチが置かれ、休憩しながら森林浴の散策が楽しめます。

 アップダウンが2、3カ所あり、階段状の登山道のようになっています。そこだけは、ちょっときつい感じがしました。

 木々の葉の間から時折、札幌ハイテクヒル真栄やアンデルセン福祉村の建物が見えたりしますが、緑地の散策は人里離れた森林の中に迷い込んだようです。

 あまり人の気配も感じられません。マムシ注意の看板を2カ所で見ました。ここは一人で散策するよりも複数で来たほうがいいような気がします。

ハイテクヒル真栄緑地の案内図。白地の部分が企業団地の用地。上の方の自然観察林が緑地で、その中を1本の散策路が通っている(黒っぽい線で表示)

 緑地は、札幌ハイテクヒル真栄という札幌市のハイテク企業団地の中にあります。ハイテクヒル真栄は42ヘクタールの広さがあり、このうち23ヘクタールが森林です。現在、立地企業は3社だけだそうで、企業団地は空き地が目立っているようです。

 緑地を1キロメートルほど進むと、もう一つの出入り口があります。そこが出口です。

 帰りは、札幌ハイテクヒル真栄内の舗装道路を歩いて、立地企業の社屋を眺めながら最初の出入り口まで戻りました。

札幌ハイテクヒル真栄

 札幌ハイテクヒル真栄は、閑静な雰囲気の中で研究開発業務に専念してもらおうと造成した先端産業の企業団地だそうです。確かにしんと静まり返っています。森の中にある企業団地という趣です。

 企業団地内の舗装道路も周囲は緑にあふれています。緑地の散策路に入らなくても、この道路を散策しても良いかもしれません。実際、散策する人に出会いました。

[広告]