札幌市清田区平岡公園東6丁目5-16の熊谷宏之さんは、今年も自宅前に「春を呼ぶ満開の桜」の雪像を制作しました。

 雪像は高さ3.5メートルある大きなもので、雪で作った桃色の桜の花が満開。いかにも「春よ来い」と呼び掛けているようです。

満開の桜の雪像と、制作した熊谷宏之さん=2021年2月6日

 熊谷さんは自宅前に大きな雪像を作って今冬で22年目。ここ数年は毎年12月にクリスマスツリーの雪像、正月に新年を祝う雪像をつくり、2月には満開の桜の雪像を作っています。

 今年も新年の雪像「ドラえもん」を作った後、それを解体して1月11日(月)から「満開の桜」の雪像づくりに着手しました。

 木で雪像の芯をつくり、シャーベット状にした雪を一つ一つ丁寧に張り付けていきました。花びらは、自作の木枠に雪を詰め、固めて制作しました。中にピンク色の色紙を入れて、桜色の雪の花びらに仕上げたそうです。完成したのは2月5日(金)でした。

 雪の桜の木の間には、氷でつくったキツツキの親子3羽の姿もあります。

 熊谷さんの雪像は、地域の話題です。過去には、受験生が「満開の桜の雪像」に合格祈願して、見事「サクラサク」、合格を果たしたという逸話もあるそうです。

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