ライラックが咲く川下公園(札幌市白石区川下2651番地)を6月1日(火)、散策してきました。

川下公園のライラック=2021年6月1日
川下公園は平成11年(1999年)に全面オープンした総合公園で、面積19.5ヘクタールの広々した公園です。駐車場が4カ所(263台)あります。
この時期は、ライラックが見事です。園内のライラックの森には、世界のライラック約200種、1700本を植えてあるそうです。早咲きは5月中旬から咲き始め、遅咲きが終花する7月上旬まで1カ月半、楽しめるようです。
ライラックに近づくと、リラのいい香りがします。ライラックの森は、芝生が敷き詰められ、ライラックの花を一引き立てています。
ライラックは、「札幌市の木」に制定されています。ちなみに「札幌市の花」はスズランです。札幌市は冷涼な気候に適した札幌の木ライラックのすばらしさを市民に楽しんでもらう場所として、川下公園にライラックの森をつくったといいます。
ライラックは、札幌の街中でもよく見かけます。
さっぽろ雪まつりのテーマソングになった「好きですサッポロ」にもライラックが歌詞に出てきます。
雪の重さに耐え抜いた 耐え抜いた
ライラックの小枝に 花が咲くころ
爽やかな風邪と共に 訪れる
恋の季節にふりむけば
みどりに映える 赤レンガ

長さ170メートルのカナール
作詞したのは、数々の昭和歌謡のヒット作品を世に出した作詞家、星野哲郎さんでした。札幌のこの季節の華やぐ空気を見事に表現した札幌讃歌だと思います。

丘の上から遠い山並みを展望する
ライラックを観たあとは、公園内の園路を散策しました。川下公園は公園の外周を高い木で囲っているため、ここが白石区の街なかであることを忘れてしまいうほど、緑いっぱいの広々した公園です。
小高い丘からは、遠い山並みが見渡せて、開放感もいっぱいです。

園路を歩く
新型コロナウイルスの影響で、レストランや売店などがあるリラックスプラザをはじめ、バーベキュー広場、野球場、パークゴルフ場などは閉鎖中でした。
園内にある長さ170メートルのカナール(運河)は毎年夏に、水を流して子供たちの水遊びスポットとして人気だそうですが、昨年はコロナで中止したそうです。今年夏も今の状況では中止なのでしょうか。
ただ、ライラックを見たり、園内を散策したりすることはできます。コロナの自粛疲れの癒しにはなります。
清田区の平岡公園で梅の季節に販売される人気の梅ソフトクリームが、川下公園の臨時売店で販売されていました。
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