新型コロナウイルスの6月7日(月)~6月13日(日)1週間の札幌市各区別新規感染者数および人口10万人当たりの各区別新規感染者数は下記の通りです。カッコ内は前週(5月31日~6月6日)。

■各区別新規感染者数
中央区 111人(168人)
白石区 93人(145人)
東区  79人(107人)
豊平区 73人(102人)
西区  70人(94人)
北区  57人(129人)
手稲区 32人(50人)
清田区 24人(51人)
厚別区 23人(42人)
南区  19人(27人)

■人口10万人当たりの各区別新規感染者数
中央区 46.2人(70.0人)
白石区 43.5人(67.8人)
豊平区 32.5人(45.5人)
西区  32.1人(43.1人)
東区  30.2人(40.8人)
手稲区 22.5人(35.2人)
清田区 21.3人(45.3人)
北区  19.9人(45.1人)
厚別区 18.2人(33.3人)
南区  14.0人(19.9人)

  全区で新規感染者は前週よりも減少しています。札幌市全体の実効再生産数(1人の感染者が何人に感染させるかという人数)も6月13日時点で0.65と感染者数減少の傾向を示しています。

 しかし、人口10万人当たりの感染者数で、緊急事態宣言の目安である25人を超えている区が、中央区、白石区、豊平区、西区、東区の5区もあります。

 重症・中等症の患者も入院患者の半数を占めており、医療負荷の高い状況が続いています。まだ安心できるレベルではありません。

 感染事例としては、バーベキューなどの会食で感染する例が多発しているほか、建築現場でマスクなしで作業し、休憩時間にマスクなしで会話して感染した例が発生しています。また、熱中症の症状だと思っていたが、検査したらコロナ感染だった例や、マスクなしで会食や友人宅で遊んで感染した若者の例などが報告されているそうです。

 以上のデータと分析は、感染症専門医の岸田直樹先生の「札幌市の感染状況・医療提供体制の週間分析」から取りました。このデータと分析は市民にとって、とても参考になります。これは札幌市と札幌市医師会のホームページで公表しています。

[広告]