札幌市清田区と厚別区の大曲川沿いに伸びる帯状の東部緑地は、自然林を生かした緑あふれる緑地です。しかし、厚別東通沿いにある展望広場に設置されている説明板が何年も無残な姿のままになっており、残念です。

東部緑地の無残な説明版

読めない、汚い

厚別東通沿いにある展望広場に説明板が設置されている
東部緑地は、札幌市清田区(里塚緑ヶ丘、平岡公園東)・厚別区(上野幌)と北広島市の境を流れる大曲川の札幌側の緑地帯です。面積は38.5ヘクタール。
散策路が整備され、春は新緑と野鳥のさえずり、夏は森林浴とセミの大合唱、秋は素晴らしい紅葉が楽しめます。
途中、東部緑地の横を走る厚別東通に、東部緑地と北広島の森を望む見晴らし展望広場があり、ここに東部緑地の大型の説明板が設置されています。
ところが、この説明板が見るも無残な姿のまま何年間も放置されたままになっています。
説明板には、東部緑地の自然や樹木、野鳥、生き物、歴史等が書かれているようですが、破損がひどく、ほとんど読めません。
時々、東部緑地を散策しますが、いつもこの説明板にはがっかりしています。

緑地内の散策路脇にある説明板もこの惨状
東部緑地内の散策路脇にも、説明板がところどころにありますが、こちらも同じような劣化状態で無残な姿です。
ここを管理しているのは札幌市のはずですが、こんな状態になっているのは何か理由があるのでしょうか。なんとか新しく設置しなおしてほしいものです。
札幌市内には素晴らしい公園・緑地がたくさんあります。それが札幌の魅力の一つになっていると思います。
「ひろまある清田」でも、【札幌 公園緑地さんぽ】としてかなりの公園緑地を歩き、紹介してきました。札幌市の公園・緑地は概ね管理が行き届き、素晴らしいといつも感じてきました。
しかし、東部緑地のような無残な姿の説明板は見たことがありません。本当に残念です。

平岡緑中学校付近の東部緑地入り口。案内板もなく入りづらい雰囲気
また、東部緑地は帯状に長い緑地帯で、入り口はいくつかありますが、その入り口案内板がほとんどなく、どこから入るのか、よく分かりません。

夏の東部緑地
例えば、平岡緑中学校横の大曲橋たもとにも、谷を降りていく入り口はありますが、案内板がないので、この先に東部緑地があるとは、普通は分かりません。これも残念な点です。

秋の東部緑地
東部緑地は、札幌市が昭和50年(1975年)に大型宅地開発「札幌市東部地域開発計画」を策定した際、「大曲川沿いの急傾斜地は自然林の緑地として残す」と位置づけられたのが始まりです。
そして実際の緑地整備は、平成16年(2004年)~平成17年(2005年)に行われ、その後も拡張して今日に至っています。
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