札幌市清田区平岡公園東の住宅街に2月26日(土)、今年も「満開の桜」の雪像が現れました。

満開の桜の雪像と、制作した熊谷さん
清田区平岡公園東6丁目5-16の熊谷宏之さんが自宅前で制作した雪像で、雪と氷でつくった満開の桜の花が「早く、春よ来い」と、呼び掛けているようです。
雪像の高さは1.8メートル。本当は2.7メートルあるのですが、今年は記録的な大雪に見舞われ、制作中に雪がどんどん降り積もって90センチほど埋まってしまい、高さが1.8メートルになってしまったとか。
また、本来は2月中頃には完成させる予定だったそうですが、除雪に追われて製作が遅れ、出来上がったのは2月26日(土)朝となりました。

雪像の設計図。精密に計算して雪像を作る
熊谷さんが自宅前で大きな雪像を作るようになって、今年で23年目。毎年1月には新年を祝う雪像、2月には春を待つ満開の桜の雪像を制作しています。
今年も1月にNHKEテレの番組「いないいないばあっ!」のキャラクター「ワンワン」の雪像を制作し、1月下旬からは「満開の桜」の雪像の設計に入りました。1月下旬から木材で芯を組み立てるなど制作に取り掛かりましたが、記録的な大雪で悪戦苦闘したようです。
花びらのピンク色は、中に色紙を入れて色を付けています。また、花びらが落ちないよう様々な工夫を凝らしています。
完成した雪像を前にして、熊谷さんは晴れやかな表情です。
ただ、完成した2月26日は気温が高めで、今年は「満開の桜」雪像を見られるのは、わずかな期間になりそうです。
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