恵庭市のカリンバ自然公園(恵庭市黄金町6丁目1)のミズバショウ(水芭蕉)を見てきました(2022年4月22日)。

カリンバ自然公園のミズバショウ=2022年4月22日

 カリンバ自然公園は住宅地に囲まれた樹林公園で、湿地の中にミズバショウが咲く恵庭市のミズバショウ景勝地の1つです。カリンバとはアイヌ語で「サクラの木の皮」という意味だそうです。

 この辺りは昔、カリンバ川という小川が流れていたそうで、川は開拓とともに埋め立てられましたが、樹林内の湿地は、そのカリンバ川の名残のようです。

ザゼンソウ

 ミズバショウに交じって、ところどころに紫褐色の外皮(仏炎苞)を持つザゼンソウ(座禅草)があっち向いたりこっち向いたりして咲いています。

 ザゼンソウも苞があり、ミズバショウと似た咲き方をします。ザゼンソウは達磨に似た形で、どこかひょうきんな雰囲気があり、かわいいですね。

 カリンバ自然公園の場所は、北海道文教大学のすぐ隣なので、分かりやすいです。駐車場は3台分あります。

カリンバ遺跡

 カリンバ自然公園のすぐ近くには、国指定のカリンバ遺跡(4.2ヘクタール)があります。

カリンバ自然公園の場所

 遺跡といってもただの原っぱに見えますが、市道建設前に恵庭市教育委員会が1999年(平成11年)に行った発掘調査で、縄文時代後期(約3000年前)の土坑墓群が見つかり、漆塗りの櫛や腕輪髪飾りなど多くの装身具も発見された場所です。

 遺跡は2005年(平成17年)に国の史跡に指定され、出土品は重要文化財に指定されました。

カリンバ自然公園とカリンバ遺跡、昔のカリンバ川の位置関係

 これらカリンバ遺跡の出土品は、遺跡から直線距離で2㎞の所にある恵庭市郷土資料館(恵庭市南島松157-2)で展示しているというので、こちらにも立ち寄って見学してきました。なかなかの見ものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

[広告]