カタクリとエゾエンゴサクの花が絨毯のように咲き誇る浦臼神社(浦臼町黄臼内186-90)に行ってきました(2022年4月25日)。

浦臼神社周囲に咲くカタクリ(ピンク色)とエゾエンゴサク(青色)=2022年4月25日
札幌でも、真駒内公園などカタクリとエゾエンゴサクの群生地はありますが、ここ浦臼神社の群生は、それよりはるかに見事で感動的です。

奥の奥まで
浦臼神社は、国道275号線沿いの「道の駅つるぬま」の裏山の上にあります。100年以上の歴史ある神社です。
神社の周囲には、薄青色のエゾエンゴサクとピンク色のカタクリが一面に咲いて、まるで花の絨毯のようになっています。

エゾエンゴサク(青)とカタクリ(ピンク)
花の見ごろは例年4月下旬から5月初めだそうで、全国からカメラマンや観光客が訪れるそうです。
この日も、来訪者が次々とあり、見事な花の群生を鑑賞し、カメラに収めていました。
大きな望遠レンズのカメラを三脚に立ててじっと待っている人もいました。おそらく、エゾリスが花の絨毯に現れるのを待っている人たちなのかもしれません。

いこいの森公園
浦臼神社は、「いこいの森公園」と地続きで、公園内の一角にあるような感じです。この公園は大変広々としていて、樹林がきれいに整備されています。1999年に浦臼町が開基100年を記念して整備した公園だそうです。
公園内を少し散策しました。キタコブシの白い花が咲いていました。
周囲の広々した田園風景も雄大で、残雪が残るピンネシリ山系の山並みが見事でした。

いこいの森公園から眺めた残雪の山並み。雄大な景色でした
ところで、浦臼神社に車で行くには、国道275号線沿いの「道の駅つるぬま」と「いこいの森公園」に無料駐車場があり、車を停めることができます。ただし、「道の駅つるぬま」の駐車場からだと、123段の急階段を上らなければなりません。
道の駅から200m南側に「いこいの森公園」に行く道があります。ここから「いこいの森公園」の駐車場に行けば、急階段を上らなくていいので楽です。
それにしても、浦臼神社のカタクリとエゾエンゴサクの群生が見事なのに、現地周辺では案内板がありません。少なくとも、見かけませんでした。それもいいのかもしれませんが。
それと、浦臼神社の周囲だけでなく、付近の山道や国道275号線のわきにもカタクリとエゾエンゴサクが咲いていました。この一帯に普通に咲いているようです。地元の人には、この春の妖精は当たり前の存在なのかもしれません。
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