緑豊かな清田の環境を守ろうと、清田地区町内会連合会と清田地区不法投棄ボランティア監視員協議会は10月1日(土)、清田区の有明地区と真栄地区でゴミ不法投棄巡回パトロールを実施しました。
有明・真栄地区の住民がゴミ不法投棄パトロールを始めたのは2005年(平成17年)。この年、有明小学校裏の民有地に廃タイヤ、建設廃材などの大型ごみが捨てられ山のようになる事件があったのです。
当時、地域住民と清田区内の建設会社でつくる災害防止協力会が立ち上がり、このゴミ撤去作戦を展開。重機やダンプも出動し、トラック19台分のゴミを撤去しました。
これがきっかけとなり、住民たちは「自分たちのまちの環境は自分たちで守ろう」と毎年、春と秋に不法投棄巡回パトロールとゴミ収集を行ってきました。今年で12年になります。
今年も10月1日(土)、清田区役所前に清田地区町連と清田地区不法投棄ボランティア監視員協議会の関係者25人が集合。車に分乗して、有明のふれあいの森駐車場、白旗山の真栄登山口駐車場、旧真栄ハイテクヒルパークゴルフ場駐車場、真栄の真栄西公園ー林中つりぼり間の道端などを巡回パトロールしました。
これまでの粘り強い巡回パトロールが功を奏して、年々、不法投棄のゴミは減っているそうです。それでも今年も、草むらなどに冷蔵庫や廃材、レジャー用テント、ペットボトルなどが捨てられているのを見つけ、回収しました。
また、札幌市環境局提供の「ごみの不法投棄は法律により処罰されます」と書いたのぼりを計14本設置しました。
地域住民が、こうした不法投棄パトロールを自主的に続けている例は札幌市ではほとんどなく、この取り組みは緑豊かな清田区ならではの先進事例といえそうです。
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