日本有数の作付面積を誇る滝川市江部乙町の菜の花畑を見てきました(2023年5月24日)。初夏の青空の下、鮮やかな黄色の菜の花畑がまぶしかったです。
まずは、菜の花見物の拠点になっている「道の駅たきかわ」に行き、菜の花畑の情報を仕入れました。ここには臨時観光案内所が開設されていて、菜の花マップはじめ様々な情報を得ることができます。
マイカーで丘陵地に点在する菜の花畑を巡るのもいいですが、菜の花畑の近くには駐車スペースがないので、道の駅たきかわ発着の「菜の花タクシー」(乗合ジャンボタクシー)に乗って巡るのがお薦めです。
菜の花タクシーは50分ほどで見頃スポットを巡ってくれて、景観のいいところでは下車して写真を撮ることもできました。料金は一人1000円です。
菜の花畑は1か所に集中しているわけではなく、かなり広い丘陵地に点在しています。緩やかな傾斜の丘陵地にあるため、写真映えのするスポットが結構ありました。
遠方に雪が残る暑寒別連山やピンネシリ岳があり、それを背景にした菜の花畑の景観が見事でした。
5月20日(土)~5月28日(日)は「2023たきかわ菜の花まつり」を開催しています。土日は、菜の花畑の特設会場や「道の駅たきかわ」でいろんなイベントがあるようです。
ここの菜の花は、観賞用ではなく、ナタネ油をとるための農作物として農家が栽培しているものです。種まきは前年の9月頃に行い、冬を越して初夏に花が咲きます。
連作障害(病気や収量低下)を避けるために菜の花畑は毎年、畑を変えています。菜の花タクシーに乗車した際にもらった資料によると、畑は
▽1年目 秋小麦
▽2年目 菜の花
▽3年目 秋小麦
▽4年目 大豆
▽5年目 春小麦
のように作付けを回しているそうです。
滝川市江部乙町で菜の花栽培が始まったのは1889年・1890年頃。1994年には作付けが4ヘクタールとなり、その後、増え続け、今年は180ヘクタールの作付けだそうです。日本有数の規模です。
菜の花畑は鮮やかな黄色なので、マイカーで丘陵地を巡っても、場所はすぐ分かります。ただ、菜の花畑の近くには車の駐車スペースがないので、車から降りてゆっくりと見物できる状況ではない感じがしました。
その点、もう一か所、北海道の菜の花見物スポットとして有名な安平町の菜の花畑の方が、畑の近くに駐車スペースを用意してくれていて、車で自由に見て回りやすい感じがします。
それにしても、滝川市江部乙町の菜の花畑、素晴らしい景観です。
[広告]