「夏休み平岡公園にぎわいフェスタ」が8月19日(土)、札幌市清田区の平岡公園で開催されました。およそ50人の親子が参加、園内の森や湿地を散策し、動植物を観察したり、虫取りで遊んだりしました。

平岡公園の森を歩く
この催しは、子供たちに思いっきり自然体験を楽しんでもらおうと、平岡公園管理事務所と自然ボランティア団体「平岡どんぐりの森」、江別市の酪農学園大学の学生たちでつくる「夏休みにぎわい隊」が開催しました。

湿地帯の木道を行く
参加者は最初に、平岡どんぐりの森の「ゆうさん」こと佐藤祐一さんのガイドで園内の森や湿地帯の木道を歩きました。
ゆうさんによると、今年はトンボやチョウチョの数が例年の10分の1の少なさだそうで、森の中を歩いていても夏ゼミの合唱はなく、静かでした。暑い日が続いていることが関係しているのでしょうか。
それでも、木の実や花などをゆうさんに紹介されて、子供たちは興味深そうに見つめていました。

芝生広場でチョウチョやバッタを追いかけまわす子供たち

この虫の名は?
芝生広場に着くと、子供たちは虫取り網でバッタやチョウを追いかけまわし、思いっきり夏の自然を楽しみました。

カエルを観察
また、カエルと魚の観察コーナーや、水の不思議な性質を実験する体験コーナー、虫の何でも相談コーナーなどが用意され、子供たちは興味津々の様子でした。虫の相談に応じていた先生も分からないような珍しい虫を捕まえた子供もいました。

水の実験コーナー
最後に、園内を流れる小川に移り、子供たちは小川に入ってタモ網で川にすむ魚とりに挑戦しました。
札幌市豊平川さけ科学館スタッフが解説し、子供たちは真剣な表情で耳を傾けていました。

ヘビやチョウの塗り絵コーナー
都会の子供たちは、カエルを手でつかんだり、自然と親しんだりする機会が少ないだけに、この「夏休み平岡公園にぎわいフェスタ」はとてもいい機会だったと思います。親子が平岡公園の自然の中で過ごした素晴らしい夏の一日でした。
平岡公園内での動植物の採取・捕獲は原則禁止されています。今回は、特別の許可を取って生き物の捕獲・観察を行いました。
平岡公園は、4月下旬から5月にかけて花が咲く梅林が有名ですが、梅林以外にも四季を通じて自然が楽しめる公園です。公園管理事務所や平岡どんぐりの森は、平岡公園でさまざまな自然観察会や体験イベントを行っています。詳しくは、こちらのホームページをご覧ください。

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