北国札幌の名曲「時計台のある街」を作詞作曲し、歌い続けてきたフォークシンガーの浅沼修さん(札幌)が10月11日(水)、札幌北警察署の「一日署長」になり、当別町で防犯意識の向上などを呼びかける街頭啓発を行いました。

当別町の秋の青空の下、「時計台のある街」を歌う浅沼修さん

 これは10月11日から20日まで行われている全国地域安全運動の活動として行われたもので、当別町の「北欧の風 道の駅とうべつ」で開催されました。浅沼さんは当別町出身で、この日、一日署長に委嘱されました。

 浅沼さんは、警察官の制服姿で登場。集まった当別町の防犯関係団体、地域住民、当別町、札幌北署などの関係者ら前で、「時計台のある街」「粉雪」「つばめよ空へ」のオリジナル曲3曲をギターの弾き語りで歌いました。

あまい匂いの すずらんの花
風に揺れてた 僕のふるさと

 で始まる叙情豊かな「時計台のある街」が、当別町の秋の青空の下で流れました。

真ん中が浅沼修さん

 この後、青色回転灯をつけた車や大型バイク計40台のパトロール隊が町内を巡回しました。浅沼さんも大型バイクのサイドカーに乗り、パレードに参加しました。

 浅沼さんは、北海道のフォークソングの草分け的な存在です。「時計台のある街」は、浅沼さんが昭和42年(1967年)、札幌の高校生の頃に作詞作曲した抒情フォーク。

 北国の街の抒情を歌ったこの曲は、ユースホステル全盛の当時、各地のユースホステルで歌われ、やがて昭和50年代には芹洋子さんやダークダックスによって作者不詳でレコーディングされるという伝説が残る人気曲です。

 この歌は、今もまったく古さを感じさせず、聴く人の心に響いてきます。

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