紅葉が始まった定山渓散策路(札幌市南区定山渓)を歩いてきました(2023年10月14日)。本格的な紅葉はこれからという感じでしたが、豊平川の渓流沿いに続く秋の自然林と渓谷美は素晴らしく、気持ちいい散策が楽しめました。
散策は、温泉街の端にある豊平川沿いの二見公園からスタートです。色づく木々と豊平川の清流の眺めながらちょっと歩くと、赤い吊り橋「二見吊橋」に到着します。
二見吊橋は有名な観光スポットで、豊平川に架かる長さ23メートルの橋。橋の上から眺める豊平川の渓谷美が素晴らしく、多くの観光客がこの橋までは歩いてきます。
橋を渡った先は、紅葉が始まった自然林の中の散策路になります。観光客の姿は少なくなります。多少のアップダウンがありますが、階段状の散策路を下っていくと、豊平川の川辺に出ることができました。
河童伝説の言い伝えがある「かっぱ淵公園」という川辺にも出ました。
さらに進むと、いったん国道230号線に出ますが、再び自然林散策路に入る道があり、やがて自然林に囲まれた「いこいの広場」という場所に出ます。ここには、あずまやがあり、散策路の行程で唯一のトイレがあります。
ここでちょっと休憩してから再び自然林の散策路を歩き、森の中を抜けると、そこは豊平川の「赤岩の潤」という所でした。川の対岸に、鉄分を含んだ赤錆色の岩が露出していることから、こうした名が付けられたといいます。
周囲の渓谷は、黄色や赤に色づき始め、秋のさわやかな景色が感動的です。
ここまで歩いて来て、再び温泉街まで歩いて戻りました。全行程は約4キロメートル。ゆっくりと定山渓の秋を楽しみ、自然観察をしながらの2時間でした。
定山渓散策路を初夏に訪れたときは、散策路脇にいろいろな野の花が咲き、目を楽しませてくれましたが、さすがに秋は野の花はありません。その代わり、実や種になって、違った姿を見せてくれたりしています。
なお、定山渓散策路へ車で行くには、札幌市定山渓出張所裏の公共駐車場(定山渓万世閣ホテルミリオーネ横)を利用するのが便利です。30台分のスペースがあり、なんと無料です。ただし、朝早く行かないと、満車になり、結構、待つことになりそうです。
今回は、土曜日でしたので午前9時過ぎに到着したときは、2~3台のスペースがあるだけでした。滑り込みで待たずに駐車できました。なお定山渓出張所にはトイレがあり、利用できます。
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