ハマナスが群れ咲く白老町のヨコスト湿原に行ってきました(2024年6月8日)。海辺沿いに広がる湿原で、波の音と野鳥のさえずりを聞きながらハマナス散歩しました。
ヨコスト湿原は面積33ヘクタールあり、2016年に環境省「日本の重要湿原」に指定されましたが、あまり知られていません。でも、ここは穴場ですよ。
行き方は、苫小牧方面から国道36号線を車で進み、白老市街に入らないで海沿いに左カーブする途中、左手に「ヨコスト湿原」の木の看板があるので、ここを左折します。室蘭方面からは中央分離帯があるので入れません。
駐車場はありません。空いているスペースに自由に車を停めます。
土手があり、越えると、そこは海。遠くまで砂浜が続き、海釣りをする人たちがいました。海はすっかり夏の海の色になっていました。波の音が快いです。そして、土手の内側が湿原になっています。
今年5月15日に初めてここを訪れたのですが、ハマナスの低木がたくさんあったので、きっとハマナスの花が群れ咲くのだろうと期待して再び来てみました。
そして、期待通り土手沿いや湿原の端に赤いハマナスの花がたくさん咲いていました。
ヨコスト湿原は、ハマナスで有名な石狩川の河口部に広がる「はまなすの丘公園」(石狩市)の雄大さには及びません。しかい、ヨコスト湿原のハマナスは、「はまなすの丘公園」のそれより幾分、花が大きめで、群れ咲いているところもあり、見応えがあります。
湿原にやって来る野鳥の写真を撮っている人たちがいたので聞いてみたところ、ハマナスは咲き始めたところだそうです。しばらくの間、湿原のハマナスを楽しめそうです。
この時期、ハマナスとともに湿原の周囲あちこちに咲いているのが、赤紫色のハマエンドウ。ハマナスとハマエンドウの饗宴が、このヨコスト湿原で繰り広げられています。
ほかにも、ハマニガナ、ヒメイズイやイソスミレなどの海浜植物の花が咲き、湿原内では紫色のアヤメが咲いていました。
白老町発行のパンフレットによると、ヨコスト湿原で植物463種、野鳥64種、昆虫209種が確認されているそうです。ここは自然の宝庫です。ただし、ここには、お店もトイレも休憩施設も何もありません。あるのは自然だけです。
帰りに、白老町の焼き肉レストラン「牛の里」(白老町栄町1丁目6-13)で、ちょっぴり贅沢して白老牛を頂きました。深いコクとまろやかな味、絶品の白老牛でした。
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