里塚・美しが丘地域で長年、町内会長、町連会長として地域の発展に努めてきた加来博(かく・ひろし)さん=里塚緑ヶ丘=が平成28年度の総務大臣表彰を受賞しました。
里塚・美しが丘地区の町内会関係者や地域の人たちが2月24日(金)、札幌パークホテルで受賞記念祝賀会を開催し、加来さんに感謝し、受賞を祝いました。
加来さんは昭和4年、現在の里塚地域のお生まれ。昭和28年に北海道大学農学部を卒業し、家業の農業に従事しました。
昭和53年、里塚町内会長に就任し本格的に町内会活動にに参加。平成9年には人口急増による町内会分割により里塚第二町内会会長に就任するとともに、里塚・美しが丘地区町内会連合会の会長にも就きました。
町連会長は平成19年に退任しましたが、その後も町連相談役、里塚第二町内会相談役として地域を見つめ続けて現在に至っています。
里塚・美しが丘地域の発展は目覚ましいものがあり、また、札幌市内でも有数の美しい街並みとなっています。その裏には加来さんの地域への愛情と並々ならぬ奮闘があったと思われます。
今回の総務大臣表彰は、町内会・自治会など地縁による団体の代表を長年務め、良好な地域社会の維持・形成に顕著な功績があったとして受賞となったものです。ちなみに、本年度にこの賞を受賞したのは全国32人、清田区では初の受賞です。
加来さんは、これまでにも平成16年に札幌市自治振興功労者賞を受賞し、平成24年には北海道社会貢献賞を受賞しています。
加来さんは、地域の農業振興にも努め、清田区の特産ホウレン草として知られる「ポーラスター」は、加来さんが名前を付けたそうです。
また、今も地域の「花山保育園」の園長を務め、頑張っておられます。
祝賀会は、地域の人たち90人が出席しました。大形修三発起人会代表(里塚・美しが丘地区町内会連合会会長)の挨拶で始まり、高橋彰清田区長、高木宏壽衆院議員、中川昇清田区町内会連合会連絡協議会会長が祝辞を述べました。
また、娘さんやひ孫から加来博さんと不二子夫人に花束が贈呈されました。
加来さんは「この賞は私一人ではなく、多くの方のご支援、ご指導のたまものです。心から感謝申し上げます」と謝辞を述べました。
岩本剛人道議の祝杯で祝宴に入りました。
加来さんの人柄をうかがわせるエピソードも紹介されました。娘さんの話として「国道36号線が冬にツルツルになったとき、父がツルハシで黙々と氷を砕いていた。父は偉いなと思った」との話です。
祝賀会は、加来さんの人柄がにじみ出るアットホームで温かい雰囲気でした。最後は北村光一郎市議の音頭で乾杯し、終了しました。
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