清田小学校(清田区清田1条4丁目)の5年生児童65人が5月23日(火)、敷地内の水田「ゆめ田んぼ・あしりべつ」で田植えを体験しました。
この水田は、札幌清田ライオンズクラブが2005年、同校に寄贈したものです。かつて同校周辺で稲作が盛んに行われていた歴史を知ってもらうとともに、稲作の面白さ・難しさを理解してもらうのが狙いです。
かつては有明、真栄、清田、北野と厚別川(あしりべつ川)流域には広い範囲で水田が広がっていましたが、今では清田区で水田は、この清田小学校の70坪の「ゆめ田んぼ・あしりべつ」だけです。
田んぼの土起こしなどの準備は、清田区真栄の元稲作農家・林義隆さんが行い、この日は苗を植えるだけになっていました。
児童たちは、ライオンズクラブの会員から田植えの手順を教えてもらい、さっそく裸足になって田んぼに入り苗を一つずつ植えていきました。
土のぬかるみに足を取られてバランスを失いかける児童もいましたが、初めての田植え体験に児童たちは感激。楽しそうに作業を進めました。
閉会式で、児童代表は「田植えをしていて転びそうになったけど、土の感触が気持ちよくて楽しかった」と感想を述べていました。
清田小学校では毎年、5年生児童が田植え体験をします。子供たちにとって、貴重な経験になっていることでしょう。
今後、林さんらが水田の除草や水の管理などを行い、9月には児童たちが稲刈りを体験します。12月には、収穫したお米で餅つき大会を行う予定です。
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