札幌国際大学女子カーリングチームが昨年末の12月22日、妹背牛町カーリングホールで開催された北海道カーリング選手権大会で見事優勝し、2月2日から9日まで横浜市で開催される日本カーリング選手権大会に北海道代表として出場します。

北海道カーリング選手権大会で優勝した選手たち=表彰式で

 札幌国際大学チームは5人全員が1年生の若いチーム。敦賀心羽子選手(スキップ/フォース)、中村碧音選手(サード)、鈴木凜選手(セカンド/バイススキップ)、瀬川琴佳選手(リード)、森夢香選手(フィフス)の5人です。

優勝を決めた瞬間の選手たち

 北海道カーリング選手権大会は、全道の地区大会を勝ち上がった8チームが出場。札幌国際大学は決勝で強豪のロコ・ソラーレ.Sを下し、12大会ぶりに2度目の優勝を勝ち取りました。

 日本選手権の目標は「メダル獲得」と言います。頑張ってきてほしいですね。

 5人の出身は、札幌・豊平区、帯広市、南富良野町、岩手県、青森県とさまざま。みんな小学生の時から地域のチームなどでカーリングをやってきたそうで、競技歴は豊富。高校時代に日本選手権に出場した経験のある選手も2名います。スキップの敦賀選手は清田高校出身です。

 普段の練習は、どうぎんカーリングスタジアム(札幌市豊平区月寒東1条9丁目)でほぼ毎日2時間行うほか、週2日、大学内でかなりハードなトレーニングを行っているといいます。

 選手たちの視線は海外にも向いていて、「将来の目標はオリンピック出場」だといいます。実際、1月11日~23日までイタリア・トリノで開催される冬季ワールドユニバーシティゲームズ・カーリング競技の日本代表メンバーに敦賀選手と鈴木選手が選ばれています。

 活躍している札幌国際大学カーリングチームは女子1年生チームだけではありません。女子2年生主体のチームは、2月7日~14日まで中国・ハルビンで開催されるアジア冬季大会カーリング競技に出場します。

 また、男子チームも頑張っています。男子チームは2018年に発足。今回の北海道選手権で惜しくも準優勝でしたが、2019年に日本選手権3位、2022年に準優勝という成績を残しています。

応援よろしくお願いします=札幌国際大学にて

 札幌国際大学はカーリング競技に力を入れていて、昨年7月、一般社団法人札幌国際大学カーリングクラブを設立。学生だけでなくOB、社会人も入って、日本選手権優勝と冬季オリンピック出場を目指して活動をしています。

(写真は一番下の1枚を除いて、いずれも北海道カーリング協会提供です)

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