清田区役所裏の通称ホタル池で今年も7月22日から7月30日までの毎晩、ホタル観賞会が行われます。

光を放つホタル
その準備として6月20日(火)、NPO法人札幌清田ホタルの会(森田義男理事長)と平岡小学校(鈴木真由美校長)の児童らが、ホタル池にヘイケボタルの幼虫約900匹を放流しました。
ホタル観賞会は、札幌清田ホタルの会と清田区が、ホタルが住めるきれいな環境を守ろうと、平成12年から毎年7月に行っている夏のイベントです。

ホタルの幼虫を放流する平岡小学校児童たち
期間中、毎年3000人~4000人の来場者があり、清田区の夏の風物詩の一つになっています。
これを支えているのが、札幌清田ホタルの会と平岡小学校の児童、里塚・美しが丘地区センターです。それぞれホタルの幼虫を育てています。
6月20日の放流式では、ホタルの会が700匹、平岡小学校と里塚・美しが丘地区センターが各100匹の計900匹を持ち寄り、高橋彰清田区長らと幼虫をホタル池に放流しました。

放流の後の座談会
平岡小学校の児童は11人が放流に参加しました。放流後は区役所で高橋区長やホタルの会の会員らと座談会を行いました。
児童から「どうしてホタルは光るのですか」という難問が出され、ホタルの会は「まだよく分かっていないんですよ」と話していました。ホタルの光は、なにやら神秘的ですね。
座談会の後、放流式に参加した全員で「きよっち」を入れて記念写真を撮りました。
この日放流したホタルは7月には成虫になります。そしてホタルの会と清田区は、池を黒色の網シートで覆い、観賞会に備えます。
ホタル観賞会は7月22日(土)~7月30日(日)の9日間、19時30分から21時まで開催されます。どなたでも鑑賞できます。ただし、ホタルの成育状況により日程が変更する場合があります。その場合、「ひろまある清田」でもお知らせします。
なお、清田区では平岡公園や真栄・有明方面の湿地帯にヘイケボタルが生息しています。
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