札幌国際大学女子カーリングチームが今季、イタリア・トリノで開かれた冬季ワールドユニバーシティゲームズ(1月13日~23日)で見事、優勝し金メダルを獲得したのに続き、中国・ハルビンで開催されたアジア冬季競技大会(2月7日~14日)でも3位に入り銅メダルを獲得するなど世界で大活躍しています。

頑張る札幌国際大学女子カーリングの選手たち
2月上旬、横浜で開催された日本カーリング選手権大会で(2月2日~9日)も、1次リーグで強豪の中部電力を破る大金星を挙げ、堂々の5位に食い込む活躍をしました。

蔵満学長にメダルを見せる選手たち
選手たち6人(佐久間優名、池田葉南、三浦由唯菜、松永愛唯、敦賀心羽子、鈴木凜の各選手)は2月19日(水)、金メダルと銅メダルを首から下げて、笑顔で大会結果を蔵満保幸学長に報告しました。

ワールドユニバーシティゲームス、アジア冬季競技大会の結果報告をするチーム
蔵満学長は「よくやりましたね。次の目標に向かって頑張ってください」と、ねぎらいの言葉をかけ、そして激励しました。
冬季ワールドユニバーシティゲームズは「大学生のオリンピック」ともいわれる国際大会。カナダ、ノルウェー、スウェーデン、アメリカ、中国、韓国など10か国が出場し、日本代表の札幌国際大学チームは準決勝でカナダを破り、決勝で韓国を破って優勝、金メダルを獲得しました。
アジア冬季競技大会は中国、韓国、カザフスタンなど9か国が出場し、準決勝で惜しくも中国に敗れましたが、3位決定戦でカザフスタンを破り、銅メダルを獲得しました。
選手たちはいずれも札幌国際大学スポーツ指導学科の1年と2年生。チームには現在、1年生と2年生の部員9名が在籍しているそうです。道内出身者のほか東北地方の出身者もいます。
高校時代に既に国際大会に出場した経験のある選手もいて、力のあるチームです。そして、皆さん「2030年の冬季オリンピック出場を目指して」切磋琢磨している大学生です。
日本選手権大会と冬季ワールドユニバーシティゲームズに出場した敦賀心羽子(こはね)選手は札幌清田高校出身です。日本選手権で大活躍し、冬季ワールドユニバ大会では金メダルに輝きました。

学内に貼られたポスター
選手たちの頑張りで、日本のカーリング界に旋風を巻き起こしている札幌国際大学女子カーリングチーム。大学側も監督、コーチ、スタッフらによるバックアップをしっかりやっていて、それが好成績に結び付いているといえそうです。
練習は、「どうぎんカーリングスタジアム」(札幌市豊平区月寒東1条9丁目)でほぼ毎日行うほか、週2日ほど、大学内のジムでかなりハードなトレーニングを行っているといいます。
選手たちの次の目標は3月に青森県で開催される日本ジュニア選手権大会と4月にイタリア・コルティナで開催される世界ジュニア選手権大会で結果を出すことだそうです。
皆さん、笑顔が素敵な明るい選手たちです。「清田の地から世界へ」。目標に向かって頑張ってください。
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