札幌市清田区平岡公園東の熊谷宏之さんが2月24日(月)、今年も見事な満開の桜の雪像を自宅前に作りました。「春よ来い」。そんな声を出しているかのような桜の雪像です。

今年も咲きました。桜の雪像=2025年2月24日
熊谷さんが自宅前に桜の雪像を作って、今年で26年目になります。近年はすっかり地域の名物になり、テレビの取材も良く来るようになり、昨年3月はBS朝日の「私の幸福(しあわせ)時間」という番組で全国放送もされました。
今年の桜の雪像は2月5日から始めました。木で骨組みを作り、その後、60数枚の花びらパーツを雪と氷で一つ一つ丁寧に制作。そして氷の花を木の雪像部分に取り付け、最後に雪のステージを作って2月24日朝、遂に完成しました。
今年は、昼間に気温が高くなる日が多く、雪像づくりは悪戦苦闘の連続だったそうです。

町の雪像づくり名人、熊谷宏之さん
熊谷さんは、「昼の気温が高いので、今年の雪像の桜は、本物の桜と同様にパッとはかなく散ってしまうでしょう」と笑いながら話していました。
1月には「ドラえもん」の雪像も自宅前に作りました。これは地元札幌のテレビ局で紹介されました。桜の雪像は、ドラえもんの雪像を解体して、同じ自宅前に作りました。
熊谷さんは現役時代、北海道開発局に勤め、北海道内の道路を造ってきました。ものづくりが趣味で得意です。雪像も毎年、入念な設計図を描いてから制作しています。

1月に制作したドラえもんの雪像と熊谷さん
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