平成29年度清田区防災訓練が9月2日(土)、清田区役所前広場で行われました。清田区内の町内会関係者や札幌市身体障害者福祉協会、清田消防署、清田区役所の職員ら約350人が参加しました。

はしご車による救出訓練=清田区役所庁舎

壁をよじ登る消防隊員
清田区防災訓練は、9月1日の「防災の日」にちなんで清田区が毎年、この時期に実施しています。

消防による放水訓練
訓練は、札幌で震度7の地震が起きて清田区内で家屋の倒壊や火災、土砂崩れなどが発生したという想定で行われました。清田区役所で火災が発生し、屋上に逃げた人を消防署員がはしご車を使って救出し、さらに消火活動をするという訓練を実演、防災訓練参加者に披露しました。

土のう積み訓練をする地域住民
次に参加者は、区役所前の広場や駐車場で、防災資材や貯水槽、救護車両の見学や、煙道通過、応急救護、土のう積みなどの訓練に取り組みました。
その後清田小学校体育館に移動し、札幌市の避難所の概要についての説明を受けました。避難所で受け付けの際、自分の介護状態やインフルエンザなどの感染症にかかっていることを申告する重要性や、ペット同伴の避難方法などを学びました。
訓練は約3時間で終了。高橋彰清田区長は講評で「災害時には、今日の訓練を必ず役立てるようにしましょう」と述べました。

消火器を使ってみる

バケツリレーもやっておこう
参加者のうち120人はこの後、清田地区町連など27団体で構成する「清田地区住みよい安心安全なまちづくり協議会」が清田小学校体育館で開催した宿泊避難訓練にも参加しました。清田区少年消防クラブの子供たちも参加しました。

本物の避難所のようになった清田小学校体育館
段ボールで避難所の寝床をつくる作業を実際に行い、一部の人は翌朝まで泊まり込んで避難所の生活を体験しました。
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