清田区高齢者等SOSネットワーク捜索訓練が10月14日(土)、平岡地区会館(平岡7条3丁目)で行われました。中学生25名を含むおよそ100人の地域住民や関係機関の人たちが参加しました。

徘徊高齢者の捜索訓練

認知症について学ぶ参加者

 これは、認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるまちにしようと、平岡地区福祉のまち推進センターが開催したものです。

寸劇で認知症高齢者の特徴を表現

 はじめに、認知症サポーター養成講座が行われ、グループホームさくらの里の阿部智恵子さんが認知症について分かりやすく解説しました。

豊平警察署員からも話を聞く

 続いて、豊平警察署の山﨑俊純警部補が、徘徊認知症高齢者を探し出す「札幌市SOSネットワーク」の仕組みと現状について説明しました。

 さらに、清田区内のグループホーム職員が、認知症高齢者の特徴と声掛けの仕方を寸劇で演じました。

 こうした準備を経て、いよいよ捜索訓練の実施です。平岡地区会館の周辺地域に6人の徘徊高齢者役の人を配置し、参加者はグループごとに捜索を開始しました。

 徘徊の高齢者役の人を発見すると、注意深く声掛けし、警察等に電話連絡する訓練を行いました。

 高齢化社会を迎えて、認知症の高齢者が増えています。認知症になると、記憶力や判断力が低下し、道を間違えたり、自宅が分からなくなったりします。

 認知症になっても、安心して暮らせる仕組みや地域のつながりが求められています。

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