札幌市清田区平岡公園東6丁目5-16の熊谷宏之さんが2月17日(月)、今年も自宅前に満開の桜の雪像を創り上げました。春を待つ気持ちを込めた力作です。
熊谷さんは、自宅前で雪像を創り始めて今冬で21年目になります。今年は雪不足と暖冬で雪像つくりには苦労しましたが、それでも1月には「ゲゲゲの鬼太郎」の雪像を創りました。
続いて2月に入ってから、毎年、作っている満開の桜の雪像つくりに着手。しかし、2月12日からの暖気で、雪像づくりには例年にない苦労をしたようです。
満開の桜の雪像は、高さ2.7メートル。木で芯を作り、シャーベット状にした雪を張り付けていきます。花びらは、自作の木枠に雪を入れて固め、大きな花びらにして、雪で造った枝に取り付けました。
雪の花びらの中にはピンク色の色紙を入れて、桜色に仕上げています。
雪の木にとまっている3匹のキツツキの氷像も、ノミで丁寧に氷を削って創り上げました。
今年は東京オリンピックの年なので、雪のステージの前面に毛糸で五輪マークをつくり、氷に貼り付けました。
制作の過程は、こちらをご覧ください。
熊谷さんは、例年、12月下旬にクリスマスの雪像を制作し、1月には新年を祝う雪像、2月には春を待つ桜の雪像を創っており、ご近所でも評判です。
昨年は、近所の大学受験生が、この満開の桜の雪像に合格祈願のお参りをして、みごとに「サクラサク」、初志貫徹したそうです。
この受験生が友人らにSNSで桜の雪像のことを知らせたところ、ほかにも何人かの受験生が桜の雪像前に来て手を合わせていたそうです。
熊谷さんの今年の雪像制作の模様は、UHBテレビが取材しており、2月18日(火)夕方の情報番組で全道に放送される予定です。
[広告]