恵庭市恵み野の恵み野中央公園を散策してきました(2021年8月7日)。美しい街並みの恵み野の住宅街の真ん中にあり、南側は恵み野南緑地、北側は恵み野北緑地に接続し、連続しています。

恵み野中央公園。意外と大きな池がある

園内を游水路と散策路が続く

 游水路の清流に沿って2.5㎞。心地よい散策が楽しめる素晴らしい公園・緑地です。

 恵み野中央公園には2つの駐車場があります。北側の駐車場に車を停め、公園内に入りました。園内には游水路が南から北に流れていて、それに沿って遊歩道が整備されています。

 公園を管理している恵庭まちづくり協同組合によると、游水路は自然の川ではなく人口の水路だそうで、漁川から水を引いているとのことです。水がとてもきれいで、さらさらと流れています。

池にはカモがいました

 浅いので、小さい子供たちが中に入って水遊びをしていました。いい風景です。

 上流方向の南側に向かって歩いて行くと、人工的な滝があったり、池があったり変化に富んだ風景が現れます。池には大きなコイが泳いでいて、カモもいました。

池のほとりに咲いていたエゾミソハギの花

 池のほとりに紅紫色の珍しい野の花が咲いていました。エゾミソハギという花で、盆花(お盆に備える花)として利用されることもある花だそうです。

カピバラに遭遇

 公園の中を歩いていると、カピバラやアヒル、ダチョウに似た鳥などがいるケージがありました。北海道エコ・動物自然専門学校の施設のようです。街なかの公園内を散策していて、このような動物に出会うとは思いませんでした。びっくりしましたが、かわいい姿に散歩の疲れもすっ飛んでしまいました。

恵み野南緑地も游水路と散策路が続く

 さらに南方向に散策していくと、途中から恵み野南緑地に変わりますが、游水路と散策はそのまま続きます。

游水路の水面に咲くバイカモの花

 游水路の流れの中に、バイカモ(梅花藻)の白い花が咲いていました。バイカモは冷涼で流れのある清流に生育する多年草の水草で、恵庭では7月~8月に咲きます。

游水路に群生するバイカモ

 恵み野中央公園内の游水路のバイカモは、花が終わっている感じですが、恵み野南緑地の游水路ではまだ群生し、可憐に花が咲いていました。

 バイカモは、環境省指定の絶滅危惧種で、北海道も希少種に指定しています。

 恵庭市内では、バイカモの花は茂漁川や茂漁川河川緑地の小川でも見られます。

 恵み野南緑地は国道36号線で行き止まりです。ここからUターンして、散策路を北側方向に戻ります。恵み野中央公園を過ぎると、恵み野北緑地につながります。ここも游水路と散策路、並木が続きます。

絵のような風景の恵み野北緑地

 北側は道道島松千歳線に突き当たって終わりかと思ったら、驚いたことに直角に曲がって道道島松千歳線沿いにも恵み野北緑地がさらに続いています。

 てくてく歩いて行くと、恵庭開拓公園と郷土資料館に出ました。ここが一連の緑地帯と散策路の終点です。

恵庭中央公園の人工の滝

 全長2.5㎞。そのほとんどを清流の水路を見ながらの散策路が続いています。

 また、桜並木もあるので、春に満開の桜並木を見ながら散策できるのでしょう。

 恵庭市役所によると、恵み野中央公園は昭和50年代後半、恵み野団地を造成した際に計画的に公園も整備したそうです。

 この恵み野の公園と遊歩道には、どこか札幌市西区の住宅街に伸びる西野緑道に似た雰囲気を感じました。

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