アメリカンフットボールに似た新しいスポーツ、フラッグフットボールの大会が10月29日(日)、清田小学校(清田区清田1条4丁目)校庭で開催されました。関東以北初の本格的なフラッグフットボール大会で、清田区と手稲区の小学生30人が参加、元気にプレーしました。

元気にプレーする小学生たち。第1回どさんこボウル=清田小学校校庭

元気にプレーする小学生たち。第1回どさんこボウル=清田小学校校庭

 大会名は「第1回北海道小学生フラッグフットボール選手権大会どさんこボウル」。清田区体育振興会や札幌オールカマースポーツ倶楽部などでつくる実行委員会が主催しました。

それっ、フラッグをとるわよ

それっ、フラッグをとるわよ

 フラッグフットボールは、アメリカンフットボールの「タックル」をプレーヤーの腰の左右に付けたフラッグ(布)を取ることに置き換えたスポーツです。プレーは5人対5人で行います。危険なぶつかり合いをなくしアメリカンフットボールの面白さを取り入れたスポーツで、近年、注目のニュースポーツです。

ボールを持って走る!それを追いかける!

ボールを持って走る!それを追いかける!

 このフラッグフットボールを北海道の子供たちに広めようと立ち上がったのが北海道科学大学アメリカンフットボール部監督で清田小学校と清田中学校のPTA会長を務める望月春明さんです。

開会式でエイ、エイ、オー

開会式でエイ、エイ、オー

 望月さんは、2013年4月に北海道初のフラッグフットボール少年団「清田グリズリーズ」を結成、毎週土曜日、清田小学校校庭(冬は体育館)で活動してきました。今年2016年6月には、道内2番目の少年団として「手稲リトルウルブス」を結成。2チームになったことから、今回、初めて北海道大会を開催することになりました。

試合前のウオーミングアップ

試合前のウオーミングアップ

 記念すべき第1回大会は、清田グリズリーズと手稲リトルウルブスの子供たち30人が出場しました。全員でウオーミングアップの体操をしたあと、望月さんの開会宣言で大会は始まりました。

さあ、頑張るぞ!

さあ、頑張るぞ!

 試合は、小学生の部が、清田3チームと手稲1チームの計4チームの総当たり戦。小学生低学年の部は清田、手稲各1チームの計2チームで試合を行いました。

 日ごろ、練習してきただけあって、子供たちの動きは俊敏です。ボールを持って走る子、それを追いかける子。第1回の記念大会にふさわしく元気いっぱいのプレーが随所に出ていました。

 また、この日は晴れてはいたものの大変寒く、冷たい風が会場の校庭を吹き抜けていました。その寒さを吹き飛ばすかのような元気な子供たちの姿が会場にありました。

指導者の望月春明さん(中央)

指導者の望月春明さん(中央)

 晴れの第1回大会小学生の部で優勝したのは、清田グリズリーズ・エンジェルス(6年女子)でした。準優勝となった清田グリズリーズ・ワイルドナイツ(男子)との対戦は1点差のシーソーゲームの末、25対24で逆転勝ちしました。小学生低学年の部は手稲リトルウルブスが優勝しました。

雪中大会を開いて普及に努めたことも=2014年3月、清田小校庭

雪中大会を開いて普及に努めたことも=2014年3月、清田小校庭

 北海道初の大会開催までこぎつけたものは、指導者の望月さんの熱意と行動です。望月さんは、子供たちの指導のほか、アメフトの仲間と公開授業や体験会などでフラッグフットボールの普及に務めてきました。

 フラッグフットボールは北海道内では清田区発祥のスポーツです。連絡先は望月さん(TEL 090-3893-4242)。

第1回北海道小学生フラッグフットボール選手権大会どさんこボウルの成績
■小学生の部
①清田グリグリーズ・エンジェルス(6年女子) 3勝0敗
②清田グリズリーズ・ワイルドナイツ(男子3・4年メーン) 2勝1敗
③清田グリズリーズ・ピンクモンスターズ(4・5年女子) 1勝2敗
④手稲リトルウルブス 3敗
■小学生低学年の部
①手稲リトルウルブス 2勝
②清田グリズビーズ 2敗

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