清田警察署設置促進期成会(会長:平目伸二里塚・美しが丘町内会連合会会長)は7月16日(火)、清田区役所で令和6年度総会を開催し、本年度も北海道庁と道警本部に清田警察署の設置要望を行うことを決めました。

清田警察署設置促進期成会の総会=清田区役所

 清田警察署設置促進期成会は2001年、区内の各町内会連合会、札幌豊平防犯協会連合会、札幌豊平交通安全協会、清田区交通安全指導員会、清田区PTA連合会など各団体と清田区長などで結成。昨年までに17回にわたり清田警察署設置の要望活動を行ってきました。

 札幌10区の中で、警察署がないのは清田区だけです。清田区は豊平警察署の管轄になっています。「清田区には地下鉄も警察署もない。こんなのは清田区だけだ」。清田区では、こうした不満の声をよく聞きます。

 この日の総会には、清田区選出の道議2人、市議5人全員が出席し、それぞれ警察署設置への決意を述べました。

 梶谷大志道議によると、清田区はこの10年間で人口は約5000人減少したものの、世帯数は逆に2700世帯増えているそうです。そして事件事故は一向に減っていません。

 道警は、事件事故が少ない小規模署7署(美唄署、赤歌署、芦別署、寿都署、木古内署、池田署、興部署)を廃止し、2026年4月をめどに近隣の警察署に統合・再編する検討を進めています。

 5月下旬、この計画が新聞報道されると、対象の地域では反対の運動・陳情が起きているといいます。宮下准一道議は「全道で警察署が減るのは、ある意味、清田にはチャンスかもしれない。統合しないでくれと言う地域のエネルギーを上回る運動が清田に求められている」と発言しました。

 清田警察署設置促進期成会が昨年12月に道庁と道警へ提出した要望書の全文は、こちらをクリックしてご覧ください。

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