「あったかご飯をみんなで食べよう」を合言葉にした「こども食堂」が10月19日(水)、地域さろん「ぽっけ」(清田区清田1条2丁目2-2)で行われました。地域さろん「ぽっけ」では今後、第3水曜日と第4火曜日の月2回、こども食堂を開催していきます。

笑顔があふれた「こども食堂」=地域さろん「ぽっけ」

笑顔があふれた「こども食堂」=地域さろん「ぽっけ」

 こども食堂は、子供が家で一人で食事をする「孤食」が社会的に問題視されるようになり、2012年ごろから全国的に各地で取り組みが始まりました。こどもの孤食の背景には、仕事で忙しい親の事情などがあるとされています。

お母さんも一緒に

お母さんも一緒に

 地域さろん「ぽっけ」でも、子供の孤食を少しでも減らそうと「こども食堂」を始めることにしました。あったかご飯をみんなと一緒に食べて、おしゃべりして楽しい時間を過ごす「子供の居場所」を地域の中に作ろうという趣旨です。

オープン式であいさつするスタッフの皆さん

オープン式であいさつするスタッフの皆さん

 対象は、幼児から中学生まで。就学前の幼児は保護者同伴という規則をつくりました。料金は、幼児は無料、小中学生は100円、保護者は200円という格安に設定しました。

これが初日の食事です

これが初日の食事です

 10月19日、こども食堂の初日でした。食堂の開設は午後5時から7時まで。この日のメニューは「お肉いっぱいカレー」「かぼちゃのサラダ」「「玉ねぎスープ」「かぼちゃケーキ」。代表の小野道子さんはじめボランティアの女性たち10人ほどが、地域さろん「ぽっけ」のキッチンで心を込めて作って子供たちを待ちます。

 こども食堂の開設は近隣の町内会などの回覧で周知しましたが、小野さんたちは「子供たちは来てくれるかしら」と少し心配顔でした。しかし、始まってみると途中から次々と保護者と一緒に子供たちがやってきました。

地域さろん「ぽっけ」

地域さろん「ぽっけ」

 地域さろん「ぽっけ」内は、「とってもおいしい」という子供たちの笑顔があふれました。「自分でも何か地域貢献したかった」というボランティアの女性たちも笑顔が広がりました。とてもにぎやかで、ご飯同様にあったかい時間が流れていました。

こども食堂開催の看板

こども食堂開催の看板

 次回のこども食堂は10月25日(火)17時から19時まで開催します。メニューは「チキンカツ」の予定です。地域さろん「ぽっけ」のこども食堂は、寄付とボランティアで運営していきます。

 地域さろん「ぽっけ」は他にも、ランチさろん「カレー屋さん」「おそば屋さん」、健康麻雀、歌声さろん、落語会などさまざまな「地域の居場所」づくりの取り組みを行っています。詳しくは、地域さろん「ぽっけ」(TEL 011-883-6300)へ。

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