地下鉄東豊線建設促進期成会連合会(会長:牧野晃清田地区町連会長)は7月27日(土)、清田区役所前で行われた清田ふれあい区民まつりの会場で、のぼりを立て、ティッシュを来場者に配布して、地下鉄延伸のPR活動を行いました。

田崎清田地区町連副会長から秋元市長にティッシュを渡し延伸を要望

 来賓として来場した秋元克広札幌市長に、期成会側から「清田区へ地下鉄を」と書いたティッシュを贈り、地下鉄の清田までの延伸を重ねて要望しました。

区民まつり開会式で挨拶する秋元市長

 また、区民まつり開会式では、鈴木亨・区民まつり実行委員長(地下鉄期成会会長代行、清田中央地区町連会長)が主催者挨拶で「清田区には清田区民悲願の地下鉄延伸や区役所付近を地域交流拠点として整備する課題があります。市長、よろしくお願いします」と要望しました。

 これに対し、来賓あいさつに立った秋元市長は「清田区には地下鉄をはじめとした交通の課題が多くあります。地下鉄を含めて課題の改善に向けて検討していきます」と述べるにとどまりました。

 ただ、たまたま、この日の北海道新聞朝刊1面に「ドーム周辺にスポーツパーク」という記事が載りました。

2019年7月27日北海道新聞記事

 これは、2030年冬季五輪招致を目指す市が、札幌ドームに続く北海道農業研究センターの敷地60ヘクタール(国道36号線と羊ヶ丘通に挟まれた敷地)にスケート場や選手強化拠点などをつくる構想で、「地下鉄東豊線の札幌ドーム周辺への延伸に弾みがつく可能性がある」(北海道新聞)ものです。

 この構想は、地下鉄東豊線建設促進期成会連合会がかねてから市長に要望してきたものでもあり、今年7月11日に期成会が行った地下鉄延伸市長要望でも、北海道農業研究センターの敷地(国道36号線と羊ヶ丘通に挟まれた敷地)を札幌市がスポーツ関連施設や民間施設等で開発するよう要望したばかりです。

 このため、期成会の役員を務める清田区内の各町連会長から「市がそういう構想づくりに着手したのは、地下鉄延伸につながるいいニュースだ」の声が相次ぎました。

 そして区民まつり会場に来た秋元市長に、牧野会長ら各町連会長らが「ぜひ、構想を実現して地下鉄延伸につなげてほしい」と話しかける一幕がありました。

区民まつり来場者にティッシュを配り地下鉄延伸をPR

 地下鉄東豊線建設促進期成会連合会は長年にわたり、福住駅止まりの地下鉄東豊線を国道36号線沿いに清田区役所付近まで延長する運動を続けています。

 地下鉄の清田までの建設計画は、かつて札幌市が正式に決めたものです。しかし、実現に至っておらず、清田区は札幌10区の中で唯一、地下鉄もJRもない区になっています。

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