地下鉄東豊線建設促進期成会連合会(会長:牧野晃清田地区町内会連合会会長)は7月29日(月)、清田区民センター(清田区清田1条2丁目)で令和元年度(2019年度)定期総会を開催しました。地下鉄延伸に向けて運動を強化していくことを確認しました。

 総会には、構成団体の清田区・豊平区の町内会連合会の会長・役員をはじめ清田区内の町内会代表者ら53名と清田区・豊平区選出の市議・道議7名の計60名が出席しました。

豊平・清田の道議、市議も参加

 平成30年度の事業報告などを承認し、令和元年度の事業計画などを決めました。

 令和元年度は、既に7月11日に地下鉄延伸要望を秋元市長に行ったほか、7月27日には清田ふれあい区民まつりの会場で街頭啓発を行っています。

 今後、9月26日午後3時からイトーヨーカドー福住店前で街頭啓発を計画しています。

 また10月には、期成会顧問の清田区・豊平区の市議・道議との意見交換会を開催する計画です。

 期成会は既にホームページを開設していますが、今年度は印刷物でも我々の活動と主張をPRするべくPRパンフレットを作成する計画です。

 また、地下鉄建設は政治判断の要素が強いため、これまで豊平区と清田区の市議・道議に顧問に就任してもらっていますが、今後は地元選出あるいは地元ゆかりの国会議員にも顧問就任を要請することとしました。

 定期総会では、7月11日に秋元市長に対して行った地下鉄延伸要望と市長からの回答について、牧野会長らから詳しい報告がありました。

 秋元市長は「地下鉄延伸は採算性に課題はあるが、清田に地域交流拠点つくる観点、清田のまちづくり進める観点からも検討する」との回答がありました。

 さらに、7月27日の北海道新聞が「札幌市は札幌ドームに隣接する北海道農業研究センターの敷地にスポーツパークを建設する構想に着手した」との報道がありました。

 こうした動きについて「地下鉄期成会のこれまでの運動の成果である」ことを総会で確認しました。

 札幌市は、前市長時代から採算性だけで「延伸は無理」と言ってきましたが、期成会は「公営交通なのだから、まちづくりや地域の福祉向上、税負担の公平性などさまざまな観点から判断すべき」と粘り強く要望してきました。

 また、期成会は「農業研究センターの敷地(国道36号線と羊ヶ丘通に挟まれた土地)を市民に開放し、スポーツ関連施設等で(地下鉄延伸につながる)交流人口を増やすべし」とかねてから要望してきました。

 札幌市は現在、札幌市総合交通計画の改定作業を行っています。令和元年度中に策定される次期札幌市総合交通計画に地下鉄清田延伸が何らかの形で盛り込まれることが重要であることを確認し、今年度の総会を終了しました。

 総会に出席した期成会顧問の道議・市議は次の通りです。敬称略。

■道議
梶谷大志(清田区)、宮下准一(同)

■市議
三上洋右(豊平区)、小竹ともこ(同)、北村光一郎(清田区)、竹内孝代(同)、恩村健太郎(同)

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