清田区の「絵本屋カフェ南風」(里塚2条5丁目6-5)で9月18日(日)、絵本の朗読に合わせてピアノを即興演奏し、絵画を描いていく「ライブペインティング」という珍しいパフォーマンスが行われました。
「絵本屋カフェ南風」は、店主の出町南さんが2015年4月にオープンした、絵本の本屋さん兼カフェです。住宅を改装した店舗で、1階の居間と2階の部屋には約3000冊の絵本や児童書がぎっしりあります。
出町さんは36年間、小学校の教員として勤め、退職後にお店を開きました。在職中は、北海道図書館協会選定部に所属し、絵本児童書の選定に長く関わってきました。「絵本屋カフェ南風」では、コーヒー・紅茶(お菓子付き、350円)を飲み、出町さんとお話ししながら絵本選びができます。
9月18日のパフォーマンスも、こうしたお店ならではのイベントでした。出演したアーティストは、写真家で写真絵本作家でもある小寺卓也さん(芽室町在住)、ライブペインティングパフォーマーで画家の近藤康平さん、そして出町さんの息子さんで作曲家の出町考平さんの3人。出町考平さんは東京三軒茶屋にある「Live&Bar四軒茶屋」オーナーでもあるそうです。
噂を聞きつけた30人近くの人が来場し、会場の店舗(居間)はぎっしり満員となりました。小寺さんや出町南さんによる絵本や詩の朗読に合わせ、出町考平さんが即興でピアノを弾き、近藤さんが白い大きなキャンバスに素手で絵を描いていきました。
また、当日の朝、小寺さんが「絵本屋カフェ南風」の庭を写真に撮り、それをスクリーンに映写しながら、出町考平さんがピアノを弾くパフォーマンスも行われました。
絵本と絵とピアノ演奏。会場は、やさしい空気が流れていました。観客は札幌市内各区から集まり、さらに東京からやってきた人が一人いたのには驚きました。
「絵本屋カフェ南風」は12時~17時営業。事前に電話を。TEL 011-885-2967。
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