清田区の平岡公園梅林の梅が5月5日(金祝)、開花しました。北海道有数の梅のお花見スポット、平岡梅林の梅の花は、見応えがあります。この日、平岡梅林は多くの花見客でにぎわいました。

平岡公園の梅が開花＝5月5日

甘酸っぱい香りの白梅

　平岡公園管理事務所はこの日午前9時、「白梅開花、紅梅未開花」と発表しました。梅の開花は、白梅が先行し、遅れて紅梅が開花します。

紅梅も開花

　ただ、園内を歩くと、紅梅も開花している木があり、花見客の目を楽しませています。開花により、園内は華やいだ雰囲気と梅の花の甘酸っぱい香りに包まれています。

華やかな紅梅

　ただ、まだ咲きはじめなので、全体的にはつぼみの木が多いです。これからどんどんと開花が進むものとみられます。

　公園事務所によると、開花から6日～8日後くらいが最も見ごろになるということです。ということは、5月11日(木)～13日(土)ということになります。でも、これは今後の天候次第なので、若干、前後しそうです。

　いずれにしろ、開花から2週間くらいは、平岡公園で梅の花見が楽しめるそうです。

　平岡公園の梅林は6・5ヘクタールの敷地に1200本の梅が植栽されています。白梅と紅梅は6対4の割合で、白梅の方が甘酸っぱい香りが強いそうです。

花見客でにぎわう平岡梅林＝5月5日

　桜の名所は北海道でも多くありますが、梅の名所は、平岡公園のほか、三笠あすか梅の杜、狩勝高原梅園、壮瞥公園梅林などがある程度で、そう多くはありません。

　札幌の桜というと、エゾヤマザクラが主で、本州のような日本情緒豊かなソメイヨシノは少ないのが実情です。その点、梅の花は、北海道でも日本情緒あふれるお花見の雰囲気を楽しむことができます。

　ぜひ、今年こそ、平岡公園梅林に出かけてみてはいかがでしょうか。平岡公園梅林は期間中、例年10万人から16万人の人出があります。

売店の前は、ご覧のようなにぎわい

　5月3日(水祝)から5月21日(日)まで、梅まつりが開催中です。園内では期間中、「ひらおか梅ほんぽ」が開店し、人気の梅ソフトクリームをはじめ、梅林そば、梅林まんじゅう、梅せんべい、梅どら焼きなど梅にまつわるグルメを販売しています。

　地下鉄福住駅ー平岡公園間には、5月3日(水祝)～５月14日(日)、梅林シャトルバスが運行しています。バスの問い合わせは中央バス平岡営業所（TEL 011-881-2156）へ。

　駐車場もありますが、かなり混雑しています。警備員が誘導と案内をしています。第1・第2駐車場では、車いすの貸し出しを行っています。梅林の公園臨時事務所には、臨時授乳室を用意しています。

　平岡公園梅林の開花情報は、平岡公園ホームページをご覧ください。

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