秋元克広札幌市長は7月30日(土)、清田区役所前広場で開催された第19回清田ふれあい区民まつりの開会式に参加し、地下鉄清田延伸について「みなさんの強い思いを改めて感じました」と、開会式のあいさつで述べました。

清田ふれあい区民まつり開会式であいさつする秋元市長

清田ふれあい区民まつり開会式であいさつする秋元市長

 秋元市長は開会式の壇上で「清田区は緑が多く閑静な住宅街が広がっている。農産物もあり、地域の魅力に結び付けている」と、清田区の魅力に触れました。

 そして今年も、地下鉄の清田区への延伸について触れ、「区民まつりの会場に来てみると、『清田区へ地下鉄を』というのぼりが目に入ります。皆さんの強い思いを改めて感じました」と述べました。

 さらに、2026年の冬季オリンピック・パラリンピックの札幌招致は「地下鉄延伸にも重要な関わりを持っている」と明言しました。

区民まつりの会場にはためく「清田区へ地下鉄を」ののぼり

区民まつりの会場にはためく「清田区へ地下鉄を」ののぼり

 秋元市長は市長就任後、地下鉄の清田区延伸について「冬季オリンピック・パラリンピックに合わせて、開閉会式を行う札幌ドーム周辺の土地利用の変化などを考慮して採算性を検討したい」と発言してきました。

 ところが、今年5月に札幌市が発表した「冬季オリンピック・パラリンピック開催概要計画案」には、地下鉄清田延伸の記載はまったくありませんでした。

秋元市長に「地下鉄清田延伸」のティッシュを渡す期成会メンバー

秋元市長に「地下鉄清田延伸」のティッシュを渡す期成会メンバー

 しかし、この日、秋元市長は冬季オリンピック招致が「地下鉄延伸にも重要な関わりを持っている」と明言したのです。「開催概要計画案」には地下鉄清田延伸の記載はまったくありませんでしたが、この日の発言は「延伸への希望がある」ことを示したものです。

 会場には、地下鉄東豊線建設促進期成会連合会(牧野晃会長、清田区と豊平区の町内会連合会などで構成)の役員がたくさん来ていました。市長の発言に、地下鉄延伸に向けて「ぜひ市長には頑張ってほしい」と思った人が多かったのではないでしょうか。

 区民まつりの会場では、地下鉄東豊線建設促進期成会連合会の「清田区へ地下鉄を」ののぼりがたくさんはためいていました。

 また期成会は「清田区へ地下鉄を」と書いたポケットティッシュをまつりの来場者に配って地下鉄延伸を訴えました。秋元市長本人にもティッシュを配って、改めて地下鉄延伸を陳情しました。

地下鉄延伸を訴える期成会のティッシュ

地下鉄延伸を訴える期成会のティッシュ

 秋元市長は昨年の清田ふれあい区民まつりの開会式でも「地下鉄の延伸を含めて清田区の将来をしっかりと考えていきたい」と力強い発言をしています。

 地下鉄の清田延伸区間は、札幌市の地下鉄建設計画の中で、実現に至っていない唯一の区間です。地下鉄延伸を含めた清田区の将来像をしっかりとつくりたいものです。

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